フィリピンはアジアの中で最も将来性が高い国の中の1つとされています。その理由を知れば、きっとあなたもフィリピンに留学してみたいと思うはずです。

チャンスの国

2016-9-08
フィリピンはアジアの主導的国家として、経済成長のめざましい発展途上国です。教育の発展した国で、すべての大学で英語が使用されており、実際に欧米でフィリピンの大学は高い評価を受けています。

フィリピンの有名大学では世界各国の学生たちが、よりレベルの高い学問と英語の習得のために勉強しています。彼らとの交流を通じて相手の文化を理解し、自由に対話をするために、実生活の中で英語に触れる機会を積極的に作っていけば、あなたの英会話の実力は日一日と上達していくことでしょう。それは一生の財産になるはずです。

また、フィリピンと言えば「貧困」や「銃社会」などと怖いイメージを持っている方も多いかもしれません。もちろん、それは一つの側面としては事実ですし、特に首都マニラなどの都心部では、自分の身は自分で守りながら生活しなければならないのもある意味では事実です。フィリピンには、例えばアラブ首長国連邦の石油のように何か目に見える財宝があるわけではありません。しかし観光業が盛んでセブ島やボラカイ島など世界でも有数な観光地が点在しており、これから紹介する意味においてもフィリピンはチャンスの国と言うことができます。


その主な理由としては、
  1. フィリピンの人口における若い層の多さ
  2. GDP成長率
  3. グローバル化が急速に進んでいる

の3点があります。下記にそれぞれの章に分けてご紹介させていただきます。

フィリピンの夜景

フィリピンの人口における若い層の多さ

平均年齢が23歳

それほど人口が多いイメージを持っている人は多くないかもしれませんが、フィリピンの人口は2014年7月に1億人を突破しており、世界ランキングは12位です。また2030年には1億3千万人に近づいて日本を追い越す見込みとなっています。(2015年総務省統計局データより)

さらに、フィリピンの平均年齢は23歳となっています。平均年齢の23歳って若いの?と思う方のためにも他の国とも比べてみましょう。例えば、アメリカの場合、平均年齢は37歳となっていて、イギリスの平均年齢は40歳、ロシアの平均年齢は38歳、中国の平均年齢は36歳、ブラジルの平均年齢は30歳、インドの平均年齢は26歳、日本の平均年齢は45歳(2012年国連の統計より抜粋)となっています。

各国の平均年齢のグラフ

他の国々と比べても明らかにフィリピンの平均年齢が若いことがはっきりわかりますね。反対に、フィリピンの平均寿命は他の国と比べても短く、60歳以上の人口は6%程度しかいません。したがって、1億人を超えるフィリピン人の半分以上は22歳以下という状況になっています。

また、人口の増加率も3%台と高い水準を保っています。世界の平均は2.1ですので、フィリピンが突出していることがよくわかります。さらに、今後80年以上に渡り、人口の増加がつづく国はアジアではフィリピンだけとも言われています。驚くことに、人口増加で話題になっているインドでさえ、2060年を境に人口が減少すると言われています。
ちなみに、私たちが住む日本の場合は平均年齢が45歳と高いうえに、60代以上の人口は非常に多く、全体の約30%を占めています。

日本とフィリピンの60歳以上の割合のグラフ

こういったデータ的な分析からも、フィリピンには若さのエネルギーが溢れていることは明らかですし、将来の働き手が心配な日本人からすると羨ましいような状況ですよね。余談となりますがただし、若い人が多いということは、もちろん働き手が豊富な国であるということがいえますが、若い人が多すぎて仕事がなかなか見つけられないという状況もフィリピンの一つの問題としてあげられます。

宗教的な背景も人口増加の理由の一つ

さて、ここからはフィリピンではなぜそこまで人口が増加してきているのかを簡単に説明させていただきます。フィリピン人の多くは、カトリック教徒です。カトリック教徒は家族を大切にする習慣があり、家族のために仕事を休むということも日常茶飯事ではないかと思います。そんなカトリック教徒では中絶が禁止されています。さらに、2013年まではフィリピンの法律で避妊が禁止されていました。よって、仮に望まない妊娠をしてしまっても、中絶という道がなかったのも人口増加の一つの要因とも言えるでしょう。


GDP成長率

フィリピンは他のアジア諸国の中でも高いGDP成長率を維持しています。さらに、フィリピンの現在のGDP世界ランキングは43位ですが、2050年には16位にまで登り詰めるとも予測されています。そんなフィリピン経済ですが、日本の高度経済成長期と同じ軌跡をたどるのではないかとも予測されています。そんな中、日本の高度経済成長よりもフィリピンには優れてる点が2つあります。それは「人口ボーナス」と「消費意欲」です。日本は高度経済成長期に25年ほどしか続かなかった人口ボーナスですが、フィリピンは2050年まで人口が増え続けることが予想されているので、最低でも35年間以上の人口増が見込まれています。
*人口ボーナスとは、労働力増加率が人口増加率よりも高くなることを指し、経済成長が後押しされる指標の1つとなっており、子供と高齢者の数と働く世代の割合によっても表現されています。

そして、消費意欲ですが、フィリピン人はとにかくお金があればあるだけ使います。それが原因なのかはわかりませんが、フィリピンでは給料日は月に2回あります。(もちろん、ただ月給を2分割で払っているだけの仕組みです)日本のように月に1回だけ給料が支払われると、次の給料日までお金は持つことはなく、すぐに全部使ってしまうからです。そこで、おもしろいのは給料日になるとショッピングモールやレストランなどがとても賑わいます。普段は、お金がなくてウィンドーショッピングをしているフィリピン人も給料日の週末になるとショッピングモールなどでたくさん買い物をしています。

また、平均年収は一般のフィリピン人であれば50万円程度(またはそれ以下)なのにも関わらず、値段の高い日本車や外車の新車が売れているのも、貯蓄をする習慣がない為なのでしょう。さらに、家族を大切に思っているフィリピン人は、お祭りや誕生日の時には、一気にお金を使って皆をおもてなします。このような、いわゆる中間層のフィリピン人の爆発的な消費が、この国の経済を押し上げていると言えるでしょう。


グローバル化が急速に進んでいる

植民地というバックグラウンドと「ハロハロ」

英語を公用語としている国のなかでフィリピンは第三位とされる英語人口の多さを誇ります。そんなこともあり、急成長を遂げるフィリピンは今世界中から注目を集めていて、多くの有名企業(もちろん日本企業も含みます)がフィリピンに進出していたり、海外就労者が人口の10%を占めたりするなど、フィリピンはグローバル化がとても早いスピードで進んでいる国です。

このフィリピンのグローバル化は実はフィリピンの歴史にも隠されています。というのも、フィリピンは過去に400年以上スペインやアメリカによって植民地支配されていました。そのたびに、それぞれの国に合わせていかなければならなかったのです。そんな名残もあるのか、フィリピンにはタガログ語でハロハロ(混ぜ混ぜ)という言葉があります。この言葉からあるように、現在のフィリピンには中国人華僑やスペイン系フィリピン人や外国人も多かったりしますし、今でもスペインやアメリカ文化の名残は多く残っています。さらには、フィリピンの公用語のタガログ語もスペイン語に似ていたり、英語とタガログ語をミックス(混ぜ混ぜ)した言葉もフィリピン人に使われていたりもします。

また、最近話題になった、ミスユニバースの世界大会でも日本ではアメリカ人と日本人のハーフの日本代表が選ばれることに対し、賛否両論があったと思います。しかし、実はフィリピンでは昔から混血の人が出場してきていますし、今回優勝したフィリピン代表のピアさんも実は純血のフィリピン人ではなく、ドイツ人とのハーフです。しかし、国を代表する人が混血だったりハーフだったりするということに対して、フィリピン人は抵抗感がなくなってきてしまいましたし、国の代表として皆で応援していますし、誇りに思っているのは感じられます。

このように、あらゆるものを受け入れるフィリピン人は、たとえ多く有名企業が海外から進出してきてもうまく対応していきますし、OFW(海外出稼ぎ労働者)も多いことに繋がるのでしょう。違った文化や言葉でも、ハロハロ(混ぜ混ぜ)して順応していくフィリピン人に我々は驚かされることでしょう。

以上、フィリピンはまだ発展途上国ですが、若い層が多くグローバル化も進んでいて未来への可能性が多くある国なのです。こんな、日本の高度経済成長期のようなフィリピンに留学することは、あなたの人生にかけがえのない経験をもたらしてくれるでしょう。

この記事を読んだあなたにおすすめの留学校

▲TOP